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【映画】ムカデ人間(ダメダメなホラー映画)

人を三人拉致してきて、口と肛門をつなげてムカデ人間!ってー随分無理があるな~という映画について。

ムカデ

シャム双生児の分離手術に定評のあるムカデ博士が、何を思ったのか分離ではなく結合を目指し人間をムカデ状態にしてしまうという話。
結論を言ってしまえば、つまらない映画である。
この映画はムカデ人間という響きから連想される好奇心の一つも満たしてくれない。

まずムカデ博士がムカデに拘る理由の描写が非常に薄い。
ムカデ人間を作る動機がかつて飼っていた犬をムカデ状にしたことを再現したかった程度にしか描写されない。それだけならまだしも背景を想像させる余地すらない。これは犯罪者の心理描写が薄い以前の問題だ。ムカデ人間の必然性は映画の製作者が「やりたかったから」だけしか残らないのだ。
博士が変態!と罵られ「私は変態だ!」と怒鳴るが、ドイツ人が変態なのは当然のことなので言葉を返すにも冷静にちゃんと真剣にやってほしい。

肝心のムカデ人間になった人たちはというと、手術によって物理的に無理矢理合体させられており、不完全な手術のせいか結合部から血は滲み、最後尾の人は傷口が膿んで死亡という悲惨さ。ムカデというにはあまりにも不完全。医者の癖にまるでやる気が感じられない姿勢にはがっかりさせられる。
いったい博士はどういうムカデ人間を目指していたんだろう?ドイツの医学薬学は世界一じゃなかったのかよ!?

終盤のまとめ方もヒドイ。
「神様これは罰ですか?」なんてこっち向いて言われても仕方ねーよ!あんたらが始めたことでしょーがっ!と製作者に向かって言いたくなるし、その上勝手に撃ち合って全員死亡となると夢も希望もないですね。
ギャグにも哲学にもホラーにもなりきれていない若干グロい系ダメ映画といったところ。

続編の「ムカデ人間2」は本作に影響された男が犯人なんだけど、「ムカデ人間」自体が非常に質の悪い映画なので2はその成り立ち時点で失敗していると言わざるを得ませんね。




ムカデとは心の所作
ムカデ博士は人間と人間を物理的・肉体的に結合させようとしていたのが間違いだったのではないだろうか。意思のバラバラな個人を無理矢理合体させたところで嫌がる彼らを一つの生物のように動かすのは無理がある。
まずは三人の犠牲者がムカデ状態を志向するように上手く精神誘導するべきではないだろうか。それを踏まえて三人を手術ではなくムカデ状態に拘束する器具を作ればむざむざ死なすこともなかっただろう。
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theme : ホラー映画
genre : 映画

【映画】M・ナイトシャマラン原案・製作 『デビル』

シャマランの特徴はてきとーに分けて二つあると思うんですよね。
一つは堅実に危機感を煽っていくホラー、ミステリー的な演出。
もう一つは深刻な状況に不釣合いなトンデモギャグ。
例えば『サイン』のアルミ帽子被るホアキンとか、いかにも宇宙人然とした宇宙人を見て驚くホアキンとか、水で死ぬバットで死ぬ宇宙人とか、『レディインザウォーター』で突如現われる猿の守護神とかね。
シリアスな極限状態の臨界点を越えた笑いが面白いんですよね。
で、後者こそシャマラン天然の才能なんだけど、同時に冷静過ぎる視聴者には嫌悪される諸刃の剣になっているんですよね。

では『デビル』はどうだったのかというと、断然前者でしたね。
まあ今作ではシャマランは監督していないので、シャマラン的天然要素に恵まれないのは仕方がない。
そしてそれが功を奏したのか、今回はわりと大々的に『クソつまんねー!』という声は聞かないような気がする。
小品で手堅く一般受けしているという印象。

だがしかし一方で、シャマラン的天然成分100%だった前作『エアベンダー』を絶賛する立場としては、『デビル』は少々物足りない。
いちおう神やデビルの存在を信じるインド系警備員のおっさんの言動にシャマランの片鱗が見えなくもない。
ただ、それ以上のシャマラン的見所は残念ながら少なかった・・・!
監督が真面目に作り過ぎているせいか変に品格が伴っているんですよね。
天然シャマラン派を支持する僕としては、猛烈に馬鹿馬鹿しく神秘的な、あるいはショッキングなのに笑わせてくる恐怖と笑いの同居が見たいんですよ。
なのでもしシャマランが監督だったならもっとやってくれたんじゃないかと考えてしまいました。
もちろん、堅実な作りをしている点では一般受けする良作だと思うので、そういう意味ではオススメです。

あとね、悪魔はちょっとやり過ぎですよ。
小物犯罪者を殺すために結果的にビル閉鎖、数百人のスケジュールを乱し、無関係の人を殺害、ついでに一般人に目撃される&自分も悪いことやってるじゃねーか!とツッコミどころ満載なんです。
悪魔業界はいったいどうなっているんでしょうか。
『人間に見つかってはいけない』アリエッティってレベルじゃないですよ、ホントに。
もしかしたら「誰もが悪魔に襲われるかもしれない」とか「悪魔が日常的に存在する」とか「高層ビルの閉鎖的な密室空間」あたりに込めたテーマがあるのかもしれないけど、考えるのはちょっとめんどくさい(笑)



★★☆
(悪魔が存在するということは逆に希望でもある)

theme : 映画感想
genre : 映画

【映画】パラノーマル・アクティビティ

この前友人が来た時に『パラノーマル・アクティビティ』と『バチアタリ暴力人間』を見た。
今回は『パラノーマル・アクティビティ』の感想。

パラノーマル・アクティビティ [Blu-ray]
わずか130万円で製作し20億円もの収益を上げた『パラノーマル・アクティビティ』。
内容は実は大したことがないのにもかかわらずBD、DVDまで高値で売りさばいて儲けようというのだから大したものである。

この映画の噂はかねがね聞いていた。
なんでも、『嫉妬した透明人間の話』だとか。
でもって実際見て驚いたのが、本当に『嫉妬した透明人間の話』だったことだ。

友人はしきりに『霊的なモノを感じる…』とか『巨乳ええな~』とかシックスセンス的な感覚で語っていたが、自分はあそこに霊が映っているようには見えなかった(かといって透明人間が映るわけでもないが)。

『パラノーマル・アクティビティ』には透明人間自体は映らなかった。
だが、霊的な何かの存在はそれ以上に映らなかったと断言する。
とにかく、超常現象というわりには、いちいち発生する出来事があまりにも物理的すぎるのだ。
だがそれをいちいち指摘するのも気が引ける。
本当はみんなそんなことは百も承知の上で、恐い恐い言っているんじゃないのか。
『パラノーマル・アクティビティ』の予告編、暗闇の中で深刻な顔をする観客たち。
どっちかというと彼ら観客の方が本編よりもずっと真に迫るものがある。
もしかして予告編のほうが良く出来たフェイクドキュメンタリーだったのでは…。


それで映画自体は面白くはなかった。
透明人間のやることのせこさとかは微笑を誘うけれど、基本的には夫婦の口喧嘩に終始するので退屈といえば退屈だ。
『世界のビックリ映像100』みたいな感じの作りなんだけど、映画としてそれを真似してみても白けるだけで、映画そのものの持つ恐さには結びつかないんじゃないかなと思った。


その他
・『ベッドサイドに立ちっぱになる演出』は正直子供だましだと思う
・意味があるのかないのかわからないものを恐さとして成立させるには
・とりあえずやってみたけどどう思う?って感じの作りはどうなんでしょうか





【映画】フロストバイト

『ナイト・ウォッチ』と『フロストバイト』をDVDで鑑賞。

困ったことに、この二つの映画…特に面白くも何ともない…。


『フロストバイト』
極夜に包まれたスウェーデンで吸血鬼が発生し大量発生する過程を描いた作品。
極夜は24時間ずっと太陽があがらない日で白夜とは逆の現象。
吸血鬼が思う存分暴れまわれるはずなんだけど、物語には全く活かされていない設定である。

この物語はあくまでも吸血鬼が大量発生する『過程』なのでほとんど大したことがない。
序盤から大暴れした吸血鬼は後半素っ裸になる以外はほとんど見せ場もなくあっさりやられてしまう。
一方で麻薬と間違えて吸血鬼になるクスリを持ち出した学生も感染拡大するのはほとんど終盤。
その暴れ方もかなり中途半端で全然大したことがない。
予算がなかったのか、制作者のセンスが悪かったのか、多分両方だろう。
正直なところ主人公の女子高生が美人ってこと以外は全くと言っていいほど見どころがない。
極夜の田舎町というひっそりとした雰囲気には期待したんだけどね。

評(星5満点)
★☆
(赤髪の少女の死に際の台詞はこの映画の半端さに向けて言ったのか)


『ナイト・ウォッチ』
ロシアの小説ってたしか序盤が死ぬほど退屈なんですよね。
中・後半から楽しくなるらしいですけど。
この映画も光と闇に分かれているわりには話が随分複雑なんですが、複雑なのは良いとしても見ていてとても退屈なのはどうなんでしょうか。
勢力が拮抗しているからボスを含む少数でしか動けないのはいいですが、全員使っている能力が全然大したことない!
その能力の使い方を含めて、みんな何がしたいのかよくわからない。
目的がわからないじゃなくて、無意味な行動があまりに多すぎる。
特に、闇の王を名乗る人物がただエレベーターを動かすために猛烈な叫び声を発し全身を強張らせるのは理解できない。
そんなに気合い入れないと動かすことが出来ないほど王様は大したことがないのかと。
傍から見れば何度もカットを入れ替えなければいけないほどの凄いシーンじゃないです。

複雑な物語にするならそれを引っ張るだけの見た目の面白さって必要だと思います。
血管が浮き出るとかそういうことじゃなくって。


評(星5満点)
_
(正直ストーリー追えなかったので今は点数つけません)
(こうしてみれば『フレイルティー』の話の見せ方の上手さが改めてわかりますね)

【映画】フレイルティー 妄執

『フレイルティー 妄執』をDVDで鑑賞。ネタバレあり。



あらすじ(wikipediaより)
ゴッドハンド(神の手)と呼ばれる連続殺人犯の捜査をしているドイル捜査官のもとにフェントン・ミークスという男が現れ、真犯人を知っていると告げる。その犯人は自分の弟だと告げ、その弟が「周りに悪魔がいる」と謎の言葉を残して自殺をしたという。ドイル捜査官は彼のいう事を信じないがフェントンはさらに話を続け、幼少時代の父の話を続ける……。



三人家族の父がいきなり神の啓示を受けたので悪魔を殺す、なんて言い出して幼い兄弟は父に従うも父が連れてきたのは近所の普通の人間で、頭の狂った父の殺しに付き合わされる羽目になってしまったのだ…というお話し。

作風はM・ナイト・シャマランの映画に近く、中盤でハラハラさせてラストの逆転で魅せる。
だからラストに引っ張っていくための途中の回想シーンが重要になるだろう。
回想では、父は本当に狂っていたのかが疑問として上がってくるんだけど、傍から見ている分にはとても精神異常者にしか見えないのがミスリードを誘う。
父親役のビル・パクストンが真面目に神への信仰を強めれば強めるほど、神の姿が見えない我々からは彼の異常さが強調されて見えてくる。

で、まあその辺の演技とかは面白かったりしたんだけど作品としてはちょっと疑問に思うところがあった。
まず、ラストで唐突に神の存在が事実になるにはあまりに手順を踏んで無さ過ぎじゃないかと。
そこでいきなり悪魔が見えたと知らされても、それだけでは単なる斧やパイプを神器にする神のセンスの悪さが拭えるわけじゃない。
一瞬だけ天使が視聴者にも見えるシーンがあるが、それも天使というには極めて不細工な造形でミスリードを誘うんだけど、それはいっそ見せないほうがよかった。
要は物語が主張する神が神というにはあまりに次元の低い存在であることに問題がある。
兄弟のうち兄が悪魔などと言われても、彼は人間としての道徳に従って行動した極めてまともな人間なので、傍からみれば悪魔なのは殺人教唆する神のほうである。
だから肝心なのは神と名乗っている者は実際は神なんじゃなく神を名乗る悪魔であって、家族を不幸に至らしめたのは神を名乗る悪魔が地獄の人口を増やすために罪人を葬る処刑人が欲しかったというのが正しい見方だろう。

もし本当の神の所業としたいのであれば、農具や工具なんかを神の武器にした理由の明示、ただの平凡な三人家族を神の手先にした理由の明示(神と悪魔の水面下の戦いが云々だったみたいな説明)、人間として極めてまともだった兄が後に神の手を名乗って殺人鬼になる過程、などが必要になってくるだろう。
M・ナイト・シャマランはけっこうその辺の過程は丁寧にやっていると思う。

あとは見せ方にもう一つ工夫があればよかった。
ラストシーンではそれまで画面に映っていた弟の顔が人々の記憶から消されるけど、見ている側にはほとんど機能していないのでは。
常に画面の別のものに注意を引きつけて刑事と弟をひたすら曖昧な見せ方をするなどの工夫があれば、神の所業がいま一つリアリティを増したのではないかと思う。
その意味でも天使は見せるべきではなかった。


その他
・子供に殺人教唆とか死体遺棄とかけっこうきわどいシーンにインパクトがあったり
・第1回監督としてはすごい出来


評(星5満点)
★★☆
(世にも奇妙な物語的な面白さ)


プロフィール

achi

Author:achi
プロメテア教

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