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【映画】メランコリア

ラースフォントリアー監督は本当にすごいなあと思いました。
まず冒頭数分に惑星メランコリアが地球に近づいてくる宇宙の映像と地球で右往左往する数人の人物の姿が交互に映し出されるんですよ。ものすごい不穏で不吉な重低音の音楽と共に。そして地球は完全に破壊される。もう絶対に助からないというのが最初からわかりきっているのです。怖いですねー。あ、その前にキルスティン・ダンストさんのブサイクな顔がドアップで、しかもいつも以上にブサイクに映るんですね。そこがまさに余計に不吉で恐ろしい。ところでキルスティン・ダンストさんはただのブサイクじゃないんですよ。わりとたぶん醜い!って感じじゃなくってふつうなんだけど妙に厄介を抱えているというのか薄幸というのか纏い付けている雰囲気がまさにブサイクなんですね。つまり単なる顔の良し悪しじゃない才能なんですね。メランコリアはそんなキルスティン・ダンストさんが結婚を前にして近づくもの全てをそのブサイクオーラで破壊しつくしていく姿と迫り来る破壊の塊を重ねた傑作なんです。

ものすごく嫌なことがあったとき、その対応の仕方で人は二つに分類される。
痛みを受け止めて奮起して立ち上がる人と、大好きなミートローフを食べて「灰汁の味がする・・・」と喚き泣き出す人である。
ラースフォントリアーさんは後者を描くのが本当に素晴らしく例えようがなく上手いんですね。あまりにも上手過ぎて自分に中に眠ってあるそうした何もかもを投げ出したくなる衝動が再生されるんですよ。で、気づいた。これはある種の癒しだな、と。ラース天才すげえなあと思っているうちに薄幸のキルスティン・ダンストさんはそのマイナスイオンをどんどんぶちまけていくわけです。惑星メランコリアの衝突が間近に迫ってくる中彼女はこう言うんですよ。「いないわ・・・人類の他には誰も・・・」と。よくわからないけど劇中で何らかの超能力を手に入れたらしいキルスティン・ダンストさんが『宇宙には人類のほかには誰もいない』と断言するのです。めっちゃ真剣なブサイク顔で。ああ、完全に誰もおらんわ・・・と意気消沈してしまうだけの恐ろしい説得力がある発言なんですよ。言わなくていいのに。
そして絶望に打ちひしがれた家族たちは結局地球の最後を迎えるんだけど、やっぱりなんにも救いがなくてみんな死んじゃうンですね。
はい、感想。メランコリアが数日後にぶつかるということは寿命が数十年短くなるってもうすぐ死んじゃうってことで、それはとても嫌だなあと思うんだけど人はいつか死ぬと思えばあきらめもつくかと思えば、子供も一緒に死んじゃうし見取ってくれる宇宙人もいないってのはやはり観測者のいなくなる宇宙の死と=でもあるかと思うのでやはり恐ろしい絶望なのだなあと思いました。
鬱のときに観ると元気が出ると思います。



★★★★☆
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