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【映画】マレフィセント

いつもの自分ならまず観に行かないであろう映画「マレフィセント」を見る機会があった。

ナレーションだけで物語の重要な起点をことごとくカットしていく手法が恐ろしく暴力的。

マレフィセントがなぜ悪になるのか。
その過程は絶対に必要なはずなんだけど思いっきりスルーされている。
過程をすっ飛ばした重要な点は大きく二つあると思う。

1・マレフィセントが最強になるまで
2・少年が野心を抱くまで

1アニメーションでならそのままで問題ないだろうけど、実写になるとさすがにキツイ。
まるで邦画の下手な原作リメイクを見ているような気分にさせられる。
ロリ妖精がナレーションを挟んで最強のスーパーサイヤババアに変身する繋がりのなさに、明らかに映像が耐え切れていない。

2貧乏な少年が王室に近づくのは並大抵のことではないはず。
しかも貴重な指輪を棄ててまで会いに来るような少年が王を目指すほどの野心を抱き、親友の身体をもぎ取る犯罪に至るには、それこそ何かとてつもないきっかけがあったと考えるべきだ。

特に二つ目はその後の展開全ての原因だ。
この世に悪が存在するという理由になるはず。

でもディズニーはそれらを描写しない。
必要だと思っていないから。自分たちの正しさや強さや美しさが真実だと思い込んでいるからだ。
ディズニー映画はその感覚が下品さとして現れる。

王になったかつての少年を単純に「悪」と切り捨てて、最後は誰もその存在に責任を取りたくないから一番嫌な死に方をさせてしまう。
そのどうしようもなく無自覚で絶対的な暴力を振るうこの映画は子供には見せるべきじゃないな~と、思いました。

評:☆

ディズニー映画には元々そういう下品さはよくある。
美女と野獣のイケメン人間などは特に度を越していて面白かったけど。
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エアボンダー

金曜日、また『エアベンダー』観に行きました。
お盆だからエアボンダーです。

やはり、『エアベンダー』は面白かった。
「うわあ~これはやっぱ駄目かも」って思うところが5回くらいあって、それから後は「やっぱすごいじゃんこれ!」って感じ。

物語序盤の少年アンが目覚めて気の国で後悔するに至るまではかなり足早で大雑把な印象を受けました。
しかし土の国に入ってからは俄然面白くなってくるんですね~。
長回しでの戦闘シーンなんかは特にすごい。
一人一人のベンダーがRPGのバトルのようにかわるがわる攻撃を繰り出すシーン。
土の国のベンダーが隊列を組んで飛ばす石が、ぼわわ~んと飛んでいくところはやはりバカバカしくて滑稽なんだけどカッコいいとも言えるんだよね。
ここだけはとにかく年間ベストシーントップ5に入る、個人的に。

少年アンの後悔と決心が物語の中心になっているので、序盤はもっと丁寧にやったほうが良かったのかもしれないけど、その後の冒険と戦いの中で覚悟を決めていくところは良かった。
アバターは誰も傷つけてはいけない、怒りでなく悲しみを受け入れろというクライマックスの大波のシーン。
大波は殺す目的ではなく、あくまでも力を見せつけるということと、それをむざむざ鎮めてしまうアンの悲しみが連動しているのが感動的だ。
力にひれ伏した全ての人々の前に立つアンの決意と不安の入り混じった表情で終わるところもいい。

鑑賞2度目にして気づいたけど、1度目は映像ばかりに気をとられ過ぎて音楽が印象に残らなかったけど、意外に悪くないと思った。


その他見どころ
●アバター:キヨシ
お前はいったいだれだ!?
●般若仮面の防御
猛烈な火の攻撃を防いじゃう
しかもスローになっててやっぱりこれもバカバカしい!
●王女「街の真ん中にあるわ」
→直後、街外れに行っちゃう。
●戦の号令
「ウゥ~~~!!」どこどこどこどこどこ♪
地味っ!
●司令官にトドメを指す四天王
めちゃくちゃすごい技で攻撃してそそくさと立ち去るのみ
おまえら結局だれだよ…
●最後に登場する妹ベンダーの殺る気マンマンの笑み
その笑みだけで途方もない使い手だとわかってしまう恐ろしさ。

エアベンダーと筋肉ゴリラ

M・ナイト・シャマランの『エアベンダー』について。

『エアベンダー』を評価する人としない人の差は一体どこから来るのか。
つまらないとは思えなかった自分としては、何が悪かったのかが本当にわからなくて困る。
同じものを観ているはずなのに、あまりにも評価が分かれる様子を見るにつけ、どうもまったく別のものを見ているような、まったく違う見かたが存在しているような気がしてやまない。
そういうわけで『エアベンダー』反対派の感覚を知りえない以上あまり正確なことは言えないんだけど、その違いをちょっとでも明らかにしてすっきりさせたい気分だ。

憶測でものを言うようだけど、思うに『ロードオブザリング』を絶賛する人には(というかファンタジー映画の代表作と掲げている人には)『エアベンダー』はウケが悪いのではないだろうか。
『ロードオブザリング』がどういう映画だったかというと、主人公のフロドを中心にその仲間たちが旅先で出会う困難や戦いの中の苦悩や友情を描く、とにかく情緒的な作品だった。
登場人物への感情移入を求める人には『ロードオブザリング』はこれ以上ないくらいうってつけの映画だし、実際そこに描写される人々の心や感情の動静は肉体と連動していてとてもわかりやすい。
それは勿論悪い事じゃないし、事実として『ロードオブザリング』はその辺が評価されてる。

では『エアベンダー』はどうなのかというと、こちらはまったく逆で、ただ起きたことだけを描写するのみ。
起きたことだけが全てであって、登場人物の情緒への介入はほぼ不可能。
観客はひたすら事物の流れを傍観するしかない。
感情移入という観点から見れば、まあ人によってはウケが悪いかもしれない。
しかし神話や伝説で語られるような叙事詩と考えるならば、かなり忠実に作られているといえなくはないか。
『エアベンダー』を見て同じく叙事的な物語である、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『コナン・ザ・グレート』を思い出した。
筋肉ムキムキマッチョマンのゴリラ野郎が家族の仇討ちに殺しまくって復讐を果たすファンタジー映画で、これなんかも主人公を中心にして徹底的に物事の流れだけを追う形になっている(誰これかまわずぶっ殺すシュワちゃんに共感せよと言うほうが難しいけど)。
だから『コナン』にしろ『エアベンダー』にしろ『ロードオブザリング』とはアプローチの仕方が違うので、観客の受け取り方一つでここまで評価がぶれているのではないかと思う。
『エアベンダー』がややこしいのは、『コナン』みたいに荒削りで豪快な英雄譚ではなく、昨今の『ハリー・ポッター』とか『ナルニア』とか『ライラ』みたいなメルヘンチックな容貌を垣間見せていたからだろう。
その半分くらいはちんちくりんな坊主のせいだろうけど。
自分が(世間的な意味で)面白いか面白くないのかわけがわからないと言ったのはそのせいで、『エアベンダー』は本当に絶妙なところを突いてくる。

幸いにも自分が『エアベンダー』を楽しめたのは、一切のツッコミどころをそこそこ無視して受け入れた点にある。
映画はそこで起きたことが全てで、それ以外は案外けっこうどうでもいい。
そりゃわけわからんのはわかるけど、実際それが現実として起こっているとすれば受け入れるしかない。
タイミング良く火の国の船が来たり、タイミング良く迎えが来たり、一目惚れしてしまうのはこの際問題ない。
月が赤くなったり、精霊が鯉だったり、技が過剰だったりするのも仕方ない。
それはもうそういうもんなんだと思って見るのが現実ってもんですよ、たぶん。

【映画】衝撃のエアベンダー(ネタバレあり)

最大の伏線は『第1章:水の国』


会員デー1000円でM・ナイト・シャマラン最新作『エアベンダー』を2Dで鑑賞。
シャマランの映画はいつもそうなんだけど、これはちょっと駄目なんじゃないか、という声を今回もちらほら聞いて、いやーどうしたものかねーと思っていました。
しかし、実際に観に行ったらそうでもなかったんですよ。
多分、観に行ったほとんどの人が期待していたことを裏切ったのだろうとは、なんとなく理解できます。
ただ、シャマランが真面目に作ったのか狙ってやったのかはわかりませんが、意外なところが面白かったんですよね~。

多分観る人によっては残念な感じのところ
●オープニングの4つの国のベンダーの舞踊がちょっと過剰。
●水の国の兄妹から物語は始まるのに、エアベンダーの少年とはあまり絡みがない。ほとんど傍観者。
●少年が連れていた動物が移動手段以上の何ものでもない。
●少年の眠っていた100年間のことは不明。
●少年の100年前の師匠の亡骸があっさり見つかる。
●少年が素人くさい。
●移動中の描写がほとんどない。いつの間にか別の場所に移動してる。
●というかこの世界の地形がわからない。北にも水の国があったとは…。
●土の国の人の扱いがけっこう適当。占領地の解放がダイジェスト。
●少年自身はけっこう逃げてるのに土の国の人には戦いなさいって言う。
●戦時中って感じがしない。食糧問題はすぐに忘れられる。
●精霊とは一体何なのか。
●北の水の国にて、ある精霊の正体があまりにも大したことがなかった。
●火の国の王子と少年の戦いが斬新。
●少年の目と矢印が光る!

まあ挙げてみるとこんなところでしょうか。
他に何かあれば教えてください。


seihonnnoさんのブログ
泣いたフリ



以下、ネタバレにつき、まだ観ていない方は見ないでください。






では、私が『エアベンダー』をどう楽しんだのかを話します。
冒頭、この世界の100年ほどの歴史が語られ、4つの国の舞踊がスクリーンに出る!
この間抜けさがまず面白かった。そうか、そんな踊りをしないと技が出んのかと。
で、『第1章:水の国』。今思えばこれが重大な伏線になるとは思ってもみなかった。
少年を村に連れてきた兄妹だが、ちょうどやってきた火の国の王子にあっさり持っていかれる。
兄妹が助けに行くが、少年は自力で脱出。
火の国の王子は国を追われた身で、その少年を連れ帰らないと国に帰れない。
そこに王子のより遥かにデカイ軍艦が現れて火の国の将軍が笑いにくる。
伯父に慰められるが、怒りの収まらん王子は技の練習でベンダー兵士をボッコボコ。
うーん、武闘派で複雑な家族関係、そして王子強いな~。
この時の戦い方がカンフーに加えてベンダーの技が出るので面白い。
ちなみに技は自分の近くにその物質(例えば火や土)がないと出すことが出来ない。

年が兄妹と共に気の国に行くとそこには骨ばかり。
ふと足元の骨を見るとそこには昔、少年が師匠にあげた首飾りが!少年のインスタントな号泣に笑う。
土の国では火の国に占領された人々が適当に働かされていた。
ここで少年がちょっと偉そうになるものの修行不足で気のベンダーしか使えない。
火の国の兵士に囲まれるも兄妹が共闘する。それをみた土の国の人も加勢に入る!
この時のスクリーンの混沌ぶりはちょっと面白かった。
何がすごいのかと言うと、何かが起きているのだけどすごいのかすごくないのかよくわからないところがすごい。
このバトル、その場で舞踊を練らないと技が出ないんですよね。
つまり、戦いは必然的にターン制になるわけですよ。

だから土の国の人との連携技はものすごく微妙な迫力があります。
火の国の兵士の攻撃に対して、土の防御と気の攻撃と兄妹の特に兄の、それ何の意味があるんだっていう映画ではまず滅多に見れないであろう武器がスクリーンの微妙な位置で活躍しているんですよ!
あのブーメランはちょっと美味しすぎです。

罠に落ち、捕らえられた少年を助けに来る鬼仮面。
今度は逃げずに立ち向かう少年がちょっとかっこよかったり。
ここでも複雑な火の国王子の事情がわかったり、あと王子の伯父がけっこういい奴だったのが意外!

北の水の国にて、水の国王女に会う少年と兄妹。
精霊の助言を得る為に少年は王女に力のある祠に案内させる。
王女「街の中心にあるわ」といいつつちょっと街外れに移動しているように見えたのだが、これはただの錯覚だろうか?
一方そのころ火の国では、将軍は水の国の防御力を弱める為に王に進言。
知識の館(謎)で手に入れた巻物に、水の国の精霊の居場所が。

将軍は艦隊を率いて水の国を攻撃。
城壁に並び立ち向かう水の国の人たちの号令がかなりカッコ悪い!
普通は戦争ものでは気合いを入れる為にうぉー!とかいうじゃないですか。
そこをハズしてくるのはギャグっていうしかないですよ。
将軍は数名の部下とともに巻物に書かれた場所に、ってそこさっきの祠じゃねーか!
こいつだ!と掴んだのは池を泳ぐどう見てもただのコイ。
コイを殺すとマジで月が赤くなって水の国が劣勢に。わけがわからん。
それを見ていた火の国の王子の伯父が、精霊だけは殺しちゃいかんと怒る!
王子を辺境に追いやってなかなか強いと思われていた将軍がビビっている。
「無から火が出ている!」
伯父は何もないところから火を出せる、究極の火のベンダーだったのだ。
うーん、意外だ。
ここにきて伯父が隠れた実力家と判明し、火の国の序列が自分の中で入れ替わった。
逃げた将軍の方はというと水の国のベンダーの(なんだかよく知らない)4人にあっさり倒されてしまう。
少年と王子の戦いは奇妙だった。
王子の背後に潜み、常に振り返った反対側に移動するとか普通やらんでしょう。
王子も気づいているなら付き合わんでええやろ!
シャマランはこれを絶対カッコいいと思ってやっているんですよね?
いやある意味すごく面白いんだけど、普通誰もやらないことを、どうだこれかっこいいだろうって感じで見せてくるから恐しい。

艦隊を押し返すために少年は城壁に立ち、師匠の顔を思い出す。
師匠の額に張り付いた葉っぱとかを…。
ここに至ってはもう本当にすごいのかすごくないのかわからない。
少年の目と額の矢印が輝きだして、これは新手のアメコミヒーローかと思わせるウソ臭さ。
見た目と勢いが合致しないってのが逆にすごい、すごいセンスと言わざるをえない。

力を見た群衆は皆ひれ伏す。
水の国の人々も中に残ってた火の国の兵士も、兄妹も。
やはり兄妹は傍観する役割ってことだろうかね。

場所変わって火の国。
王が将軍や伯父や王子に対し苛立っている。
が、ここで新たな王の刺客が現れる。
「任せたぞ」
「はい、お父様」
と出てきたのは王子の妹!
ええーっここにきて妹かよー!とシャマラン映画にて意外な驚き。
しかもそこで映画オワリ!
いやもうこのラストは本当に意外でした。シックスセンス以来ですよ。
最初に第1章って出てたからてっきり自分は章仕立てで物語が進むと思っていたんですよ。
そしたら少年漫画の打ち切りっぽいラストになるから第2章どこ行った!?って感じですよ。
結局言いたかったのは「最強ベンダーは伯父でも王子でもなく、ましてや少年でもない、妹なのだ」って?
うーん、すごい。
王子や将軍に厳しく出来るのは王に狂信的な眼差しを向ける(しかも強い)娘がいたからなんですねー。
もう続きが気になって仕方がない。

もし続編が作られるというなら私は観に行きますよ。
無理っぽい気がするけど…。

---

『エアベンダー』(体験版)
5点満点中
★★★

もっと頑張ればすごいものになりそうな気がする。ホントに。
あと、ネタバレのない感想も書こうと思います。

プロフィール

achi

Author:achi
プロメテア教

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