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【映画】サマーウォーズ

mixiに書いた日記から転載。
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細田守のサマーウォーズをDVDで鑑賞。
大変好評で出来もそれなりに良いのだけれど、個人的にはそこまで好きじゃない。

なぜ好きじゃないかと言えば、物語の材料が10年前に劇場で見た「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム」を反復するものであったり、ご都合主義が過ぎるというか、口当たりが良すぎるというのが理由だと思われます。

映像的には素晴らしい。
ネット上に広がる世界には、細田守の作品に共通する道路標識や妙な色彩感覚が活かされていると思います。
物語のテーマにも「家族」という題材を扱っていて老若男女が触れられる。
ただ、誰でも楽しめるということは極端に楽しめるとは限らなくなってきます。


(以下、ネタバレあり)

サマーウォーズは最初から勝っていた戦争でした。
主人公の小磯健二がステイする先輩のおばあちゃんの家は武田家家臣の由緒正しい家柄で、お屋敷は広く、身内は皆公務員か自営業あるいは医者。
おばあちゃんはそんな一族を束ねる存在で、あらゆる行政機関や警視庁にもコネを持つチート性能。
親戚の子のカズマくんはネット格闘ゲームの世界チャンピオンでリアルでも強い。
主人公はと言うと、数学オリンピック日本代表になり損ねるほどの天才的数学者。
どっからどうみても負けるわけがない。失うものがない。
だから今回の細田守はとても安心(ある意味退屈)して見ることが出来ました。

だって今回はアグモンがボロボロにされてしまったり、仲間が植物に喰われたり、電車に轢かれたり、などという地面に這いつくばるような絶望感がなかったんだもの。

たとえ、家族にとってゲームの世界の遊びに過ぎなかったものが、おばあちゃんの死をきっかけにして現実の危機になり替わったとしても、決して負けることはないという気配がありました。
おばあちゃんが死んだからといって、おばさんたちけっこう冷めているというか、悲しんでる感じがなかったです。
そのため世界の危機を不安に感じず、むしろ安心感が漂っていました。
たとえ世界が混乱してはいても、この家で戦っている以上は負けはしない、そういう安心感です。

そもそも今回のラスボスを作ったのは一族出身のおじさんです。
世界を混乱させるワームも、世界を賭けた花札勝負も、人工衛星の飛来も結局は家族内の問題に過ぎなくて、だとすればそれらの危機は各登場人物の設定時点で勝てることは予定調和でした。

というわけで足りないなと思った点
●おばあちゃんの偉大さ。
「あんたは出来る」の繰り返しではなにかの健康食品のCMみたい。
ビッグママなんだ、と納得させるためにいくつかクッションがあればよかった。
亡くなった時の喪失感がいまいち足りないような。
●ラスボスの絶望感の足りなさ。
どうせ焼き直すなら新劇ヱヴァと同じくパワーアップしてもいいのでは。
●一家団結して危機に立ち向かう時、おばさんたちをもっと活躍させるべき。
せっかく全員が危機を認識して立ち向かうと言うのに騒いでいるだけで結局何もしないのが信用できなかった。
●花札勝負をもっとじっくり見せる。
「ヒカルの碁」みたいに肝心なゲーム内容見せてくれないよね。
何が起こっているのかをちゃんと見せるべき。
●健二くんが戦う理由付け。
健二くんがこの家に憧れたというなら、実家で一人で飯食ってるシーンとかあってもよかったんじゃないか。
自分としては屋敷がでかくて金持ちという面が印象に残ってしまって、憧れた理由がちょっと薄味。



その他
●教育、医療、福祉、治安、行政、交通、軍事、あらゆる企業体がOZという世界ネットワークを利用している。
個人はIDとパスワードによって認識され、職種に応じてOZにアクセスする権限を持つ。
でもってそれらを征服してアバターを一つにまとめるワームとくれば、MGS4のガンズオブザパトリオットだな。
●そんなOZが現実世界側で利用されている描写がもっとほしかった。
序盤にちょこっと出てくるだけだと世界に与えている影響がいまいちわかりにくかった。
●容疑者とはいえそんな簡単に顔写真テレビに乗っけていいのだろうか?
●お金を使った力技が面白い。
ばあちゃんの仇打ちとばかりに巨大サーバー、巨大発電機、及びディスプレイを用意する馬鹿ぶり。
金持ちが本気を出せばこんなことが出来るんだぞ、と。
●ワームの容姿、DIOっぽい。
●家族の砦である屋敷を守るために戦ったのはよかったけれど、あの人工衛星は近所の家に落ちてないだろうな…?
●あんな危険なワーム作っただけでも普通ただじゃ済まないと思う。
●10年前のウォーゲームあるいは同時期に上映されたヱヴァに比べ、宇宙から飛んでくるもののスケールがちっさかったりするのはどうしてだろ。


個人評価
70/100点

といってもアニメとしては大変出来が良いのだけどね。

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デンマーク戦

サッカーにはあまり興味がないのですが、たまたま朝3時頃に起きてワールドカップの日本対デンマーク戦を見ました。
まさか日本がこんなドラマティックな戦いを見せるとは思ってもみませんでした。
以前のワールドカップなんかではパスしか見れなかったのに、今回は全然違いましたね。
選手一人一人が波のように動いていて素人目にも攻撃が面白い。
フリーキックによる2点も大変面白かったのですが、個人的にはPKが盛り上がりました。
解説か実況の人が、これならグループリーグ1位突破もありえますよーとか言うので期待が増され、逆に大丈夫なのかよーってなったところでPKに。
これまでの集団戦が1対1の決闘に集束する場面。
明らかに日本が勝っているけど、もし入れられるとデンマークの士気が上がり、惜しい試合になる可能性もある。
勝っている試合がこれでちょっと辛くなってしまう…ってシーンにGK川島の顔!
かかってこいやー!と言わんばかりの顔が映し出されてもう物凄く盛り上がるんですね。

でもってそれからの展開も劇的。
強烈な一撃を弾く…しかし追撃によってデンマークにゴールを決められてしまう。
そこで悔しがる川島の地面を叩く姿がかっこいいんですよ。
なんかもうそこからさらにチームの結束が固くなった感じがしてちょっと気持ちよかったですね。

その他
●ブブゼラの音が鳴るとどこからともなく現れたハエがすごく元気になって飛び回ります。
●私はそれを撃ち落とします。

【映画】スペル

サムライミ監督の『スペル』をDVDで鑑賞。

銀行に勤める女性が住宅ローンの支払い延長を断ったために、逆恨みした老婆から呪いをかけられてしまう話。
もともとは『死霊のはらわた』などのホラー映画が得意な監督ということで期待していたのですが、ちょっと微妙でしたね。
人にはあまりお勧めできません。

(ネタバレあり)

サブプライムローンを意識して作られているのでしょうが、あまりにも弱い者イジメが過ぎる感じが好きになれなかったですね。
銀行家に対する皮肉にしても下っ端の従業員が悲惨な末路を辿るのはどうかと思いますし、中国人はやはりロクでもない奴だった、という描写もアメリカ人の自己中心的な感じが出ていて面白くないですね。

老婆のアクションがとにかく壮絶なのですが、個人的にはもっともっと派手にやってほしかったです。
なんか代理人の悪魔の取り立てがメインになってしまって老婆の出番が少ないような気がしました。
老婆のやることがいちいち滑稽なのに対し、主人公が辿る運命が酷過ぎるので笑えないんですよね。

それから衝撃のラストと言われる割にはちょっと予想通り過ぎて残念でした。
彼氏の車の中で封筒を落とした時点でもう、完全にバッドエンドでしょ~ってのが見えていたので、それからのゴタゴタはまったく目に入らなかったです。
封筒の中身がわかってしまった時点でもはや序盤に出てきた占い師の気分です。
この人はもう地獄行き確定なんだ…というのが目に見えてしまって、それが一番恐かったです。


その他
●お笑い要素を期待しすぎました。
●原題『DRAG ME TO HELL』のほうが雰囲気に合っていると思います。
●この手のお笑いホラーではピーター・ジャクソンの『ブレインデッド』が一番好きです。

今夜は

日本映画専門チャンネルにて、黒沢清の『ドレミファ娘の血は騒ぐ』が放映されるので録画しようと思います。


最近、ようやく近所で黒沢清監督の映画を見つけて観たのですが、やはり大傑作でした。

『LOFT』は本当に見てよかった。
映画にはこういう手法もあるのかと、まるでデヴィッド・リンチの作品を見た時と同じような気分にさせられました。

そんな感じです。

アリエッティの髪留め

ジブリの新作映画、借りぐらしのアリエッティは洗濯バサミを髪留めにしているようですね。
それを見て、同じく洗濯バサミの髪留めをした少女の物語を思い出しました。

ワンダープロジェクト J2 コルロの森のジョゼット


奇遇なことに、この物語のディレクターさんはジブリ映画の空気を取り入れて世界観を作ったそうです。
プレイしてみるとわかるのですが、世界の雰囲気がナウシカやラピュタに似ていてとても心地がいいのです。(キャラデザインの人はもしかしたらアリエッティにも関わっているのかな?)

内容はというと、世間知らずの少女(ギジンとよばれるロボット)に指示を与えて生活をさせ、物語を進めていくというものです。

最初は本当に何も知らず、あいさつって何?のレベルなのですが、学習させることによって人間の習慣を覚え体力やバランス感覚も身についてどんどん頭が良くなるのです。
島民とコミュニケーションをとらせるのに四苦八苦したり、船を運転するのに本を読ませたり、時には生活費を稼ぐためにバイトさせたりと、プレイヤーが与える指示が様々な行動や結果を生み、島の人々の生活にも影響を与えていきます。

ゲーム内のキャラクターに影響を与えるという意味ではPSで発売された『街』に似た特性を持ちますが、『街』ではプレイヤーが神の視点なのに対し、『ワンダープロジェクト』でのプレイヤーは、あくまでも画面越しの「プレイヤー」としての人格を保ったまま、ほぼ直接的な関わりを持つことになります。

従来の画面内のキャラクターとコミュニケーションをとるタイプのゲームはどうしても言葉の壁があり、選択肢を選ぶことで疑似的なコミュニケーションを取るものが多く、プレイヤーの意思と乖離してしまうのに対し、ワンダープロジェクトは逆に喋ることが出来ないという制約を利用しています。

プレイヤーは語りかけてくるキャラクターに対し、インターフェースを通じてハイかイイエでしか答えることができません。
これを作品のお約束としたことによって、キャラクターはプレイヤーの存在をゲーム世界内のキャラクターの誰かとしてではなく、「画面を隔てて存在する誰か」として、確かに存在する一人の人間として認識してくれるのです。
ここに明確な現実とゲーム内の線引きがされていると同時に、ワンダープロジェクトの世界が他に類を見ない確固とした世界観を確保する要因にもなっているのです。


【動画】オープニング


動画の5分50秒あたりからタイトルクレジットの登場ですが、初期のジブリ映画ナウシカやラピュタを思わせるオープニングです。
物語の背景となる歴史を語る描写もファンタジックで大変素晴らしいです。


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旧作映画の感想も書きたいのだけど、一つ一つ書いている時間がない(^^;
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achi

Author:achi
プロメテア教

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