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わたしを離さないで

わたしを離さないで /カズオ・イシグロ

昨年末にカズオ・イシグロの『私を離さないで』を読んだ。
ある施設で育てられた子供たちの物語ということでサイコホラーかと思っていたらSFホラーな感じだった。
登場人物一人の目線で進行する語りは繊細な人物描写でとても美しく描かれるのだが、最終的にそれらすべてを台無しにするようなラストが良かったと思う。
運命を乗り越えようとする物語は魅力だけど、『私を離さないで』は惨めな少しでも豊かにしたいという絶望的状況下にいる人々の願いをまったく受け入れない。
施設を出た主人公たちがかすかな希望を抱いて行動する様子がそれこそ繊細に丁寧に書かれることによって、お前たちがやってきたこれまでの行動はまったく何の意味もないことだったんだよ(笑)とやさしく語りかけてくる。
登場人物が必死に考え、純粋な思いを作りあげ、それを証明しようとする行動一つ一つが客観的にはひどく痛々しい行動だったと明らかにされるあたりがブラックジョークの極みである。

本作は社会の利便性の影に犠牲になる人々に焦点が当てられているが、大概ほとんどの読者が期待するハッピーエンドを平気で裏切ってくるラストは、悪趣味ゆえに余計に主題を際立たせているといえるんじゃないだろうか。

でもって物語の装置となる施設が作られる経緯、社会情勢、人々の価値観の描写がほぼないというのはたしかに重大な欠点だと思う。
まあ小説媒体だとあまり気にならないのかもしれないけど。

★★★☆



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リトル・ミス


THE EARTH MIMICRY-110327_1847~01.jpg


えいさきさんにもらったお菓子がまだ残ってたわ。
そういえば肝心なことは思いっきり話し忘れた気がするなー。
動画企画のこととかその他もろもろ。
まあ大概誰に会っても肝心なことだけ話し忘れちゃうんだけど。
寝不足、というか浅い睡眠が祟っていると思われるので深い睡眠ができるようにがんばりたいショボーン

さて、ぜんぜん映画について更新してないのでそろそろ映画感想でも更新したい。
近頃は月一くらいでmixiレビュー書くだけだったのでいい加減こちらでも少しは更新しよう。

リトル・ミス・サンシャイン
¥1,490
Amazon.co.jp
『リトル・ミス・サンシャイン』

娘がミスカリフォルニアに出場することになったので、家族みんなでカリフォルニアに向かうロードムービー。

最終的にたどり着くリトルミスサンシャイン会場で、アビゲイルブレスリンがさぞやまっとうなダンス演技を披露して勝利するのかな~などと安易なラストを予想していたら全然予想と違った。
それまでダメダメな自意識に苛まれていた家族がスーパーサイヤ人化して戦闘力が急上昇。
ホントにやばいとき人は開き直ることが大切だなと。
それによって逆により正しい道に突き進めることだってあるのだと強く学んだ。


★★★★☆


えいさきさんに会った話

大地震津波警報期間中、災害とは無関係に東京から一時帰郷したえいさきさんに会った。
※えいさきさんは高校の時の先輩

田舎なので散歩くらいしかすることがなく、適当に歩きながら会話。

住宅街を歩き微妙な景色を眺めるも大変寂れた感じが帰郷者を通じて余計に伝わってきた。

映画や演劇の話をした。
リトルミスサンシャインという映画を勧める。

山の方から住宅街を眺めてみる。
あまりの何もなさに泣ける。

そこそこヤバいバイトの話に、大概のことでは動じないおおらかさ具合に驚愕。

放射能はウイルスじゃないから免疫はつかないと説明する、驚かれる。
生死を軽く超越した感に逆にこっちが驚く。

おみやげに映画DVDを2作と小説を渡す。
お返しに『生きてるものか』という劇の台本を貰う。



わかったこと
・『長崎時間』という言葉は実在していて、長崎は他の都市とは事実上時間軸が大きくズレているということ。
・期待できる映画が公開されないのもそのため。



なんか箇条書きで淡々としているけど、充実した日で癒された。
えいさきさんありがとう)^O^(

2011311

東北関東大地震から一週間。

災害時には情報が錯綜するのでひたすら静観していた。
幸い自分の住む地域は安全圏だったのでほとんど何も被害はなかったが、被災地の犠牲者が日を追うごとに増えていくのと、原子力発電所が前代未聞の事故を起こしているのをテレビの画面越しに見ていると、想像以上の深刻な事態にさすがに暗い気持ちになってくる。
今は一人でも多くの被災者が救われることを願う。
プロフィール

achi

Author:achi
プロメテア教

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