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【アメコミ】アメコミ(特にバットマン)をまとめて紹介する、のまき

アメコミを色々買いました。

アメコミ


日本の青年漫画をシリーズ全巻買い集めるのと高いアメコミ1冊を買うのでは冊数あたりのクオリティは変わらないだろうという発想で買ってみたんですが、実際買ってみるとそれも「作品による」ということがわかりました。アタリもあればハズレもある、と。
ま、それはそれとして今、自分はアメコミにはまってるんですが専らバットマンばかり買ってます。

そこで手持ちのコミックをいくつか紹介しようと思うんだけど、その前にアメコミの特徴として注目しておきたいのが、キャラクターの著作権を出版社が持つということ。
著作権を出版社が持つので、バットマンのストーリーや絵を色んな人が描くことになるんですよ。だから色んな人が解釈して作ったバットマンというのが存在する。もちろんバットマンの魂というか根本となるキャラクターデザインは変わることがない。
日本の漫画作家のキャラクターが作者だけにしか描けない線であるのとは対照的なんですね。
あと出版社が著作権を持つ関係で自社内のキャラクターが企画によって競演するのも日本ではなかなか見られないシチュエーションですね。これも線ではなく象徴的なアイテムでキャラクターをイメージさせるが故に可能なことかもしれません。


以下、アメコミのささやかな紹介など。

『バットマン:キリングジョーク』
作/アランムーア
画/ブライアン・ボランド
価/1890円
一番最初に買ったアメコミ。バットマンとジョーカーが対決します。対決と言っても物理的な対立じゃなく精神的な混濁。いわばバットマンとジョーカーの最終決着であり、ジョーカーの誕生秘話でもある。
絵が最高にきれいです。持ってる中では一番好きな画風。ストーリー構成も完璧な優れた傑作です。
そういう点からすればバットマンをよく知らないとしてもおすすめ出来るかも。

『キックアス
作/マーク・ミラー
画/ジョン・ロミータJr
価/2310円
映画キックアスの原作。映画とはかなり違うストーリー展開です。
現実でコミックヒーローの真似をしたらとても痛い目にあうし、ハッキリ言ってろくなことにならない。
ヒーローは存在しないという現実を突きつけられなお戦うという血みどろの復讐コミックです。
アンチヒーローコミックという存在を知らなかったのと映画を先に見ていたのとで、かなり意外な展開だった。
ゴア描写も濃いので初心者向けではないかも。そういう自分は初心者向けと言えるほどコミック持ってないけどね。

『Batman:Year One』
作/フランク・ミラー他
価/1337円(翻訳版では3360円)
読むの辛い。
バットマンイヤーワンとロングハロウィーンの邦訳版が高いと思ったので原書を買ったらこのとおりですよ。全く読めないってことはないですが、ページ辺りの文字量が多く、バットマン=ブルースウェインが筆記体で喋るので読みにくいです。
内容はバットマンの最初の年の活躍を描いた話です。戦いの経験が浅いのでけっこうボロボロにやられます。
日本語で読みたい人は3倍の値段でヴィレッジブックスから出てる翻訳版を買いましょう。そちらはYearTwoも収録されてます。

『Batman:Long Halloween
作/ジェフ・ローブ、ティム・セイル
価/1849円(翻訳版では2巻で計6720円)
こちらは原書でもかなり読みやすいです。一枚絵も多かったりするのでかなりわかりやすいです。
ゴッサムシティに巣食うマフィアのファミリーを祝日ごとに殺害する事件が発生。バットマン、ゴードン警部、検事ハービーデントが殺人鬼ホリデイの正体を探るミステリー。
絵は人物の肉体や顔の表情を若干誇張した感じになっています。
あと本書は雑誌かってくらい紙が薄いので下手に扱うと破れます。
映画ダークナイトの原作でもあるそうですが、ノーランはこの作品以外にも色んな原作から部品を拝借している節が見受けられます。
2000円で買いましたが、翻訳版では3360円の上下巻で7000円近い出費になります。

『バットマン:ダークナイト』
作/フランク・ミラー他
価/3990円
バットマンが引退して10年、ゴッサムの治安悪化からブルース・ウェインが再びバットマンのマスクを被ります。老人なので肉体的にはかなり弱いですが、これまでの戦闘経験で肉体的弱さをカバーして戦います。
政府に従って正義を遂行しようと戦うスーパーマンと、政府に従わずあくまで自分の考える正義を遂行するバットマン。彼らは世間に対してのヒーローのあり方を巡って対立します。
肉体的に弱ったバットマンと地上最強のスーパーマンが戦うクライマックスはなかなか唸らせます。
ヒーローのあり方を巡る物語は近年映画でもよく語られますが、特にノーランのバットマンは本書からいくつかアイディアを拝借しているのが見受けられます。
既にダークナイト、ダークナイトライジングを見た人にとっては優先度は低いかもしれません。

『キングダム・カム』
作/マーク・ウェイド
絵/アレックス・ロス
価/3570円
新人類の台頭によって引退を余儀なくされたスーパーマンをはじめとする旧ヒーローたち。
両者の対立がやがて地球を破滅に向かわせる最終戦争を引き起こす・・・。
ヨハネの黙示録を参照にした非常に芸術的な作品です。
コマの一つ一つが繊細なデッサン(とおそらく水彩)で描かれており美麗さは他の作家の追随を許しません。
数多くの旧来のヒーローたちと、本作で新たに登場するヒーローがごった返し、アメコミキャラクターになじみのない人には面食らうこともあるかもしれません。
しかしそれを補って余りある画力と神話のようなストーリーには驚嘆しない人はいないと思います。

『バットマン:ザ・ラストエピソード』
作/ニール・ゲイマン
画/アンディ・キューバート
価/2520円
バットマンというキャラクターは永遠に死なない。
バットマンがこれまで多くの作者の下で数多くの死を迎えてきたとしても、物語は必ずリブートされまた動き始める。
もしバットマンに最終回があったとしたらどのようなものになるのか?を描いた作品。
棺に置かれたバットマンの死体の前に彼に関わるキャラクターが一人一人死の真相を述べていきますが、その内容は人によってまるで違うものに・・・。
アクションも陰謀もありませんが強烈な印象を残す偉大な作品です。
バットマンについて2,3知っている人にはおすすめできます。傑作です

『バットマン:ラバーズ&マッドメン』
作/マイケル・グリーン
画/デニス・コーワン、ジョン・フロイド
価/2520円
ジョーカーの新たな誕生秘話として作られた作品ですが、読後の後味の悪さは随一です。
もともと狂人に近い犯罪者ジャックがバットマンの存在によって無軌道に暴れだします。
本作の後味の悪さに繋がるのが、バットマンが自らに課したルールを破るということです。
皮肉にもバットマンのルールを破ること、守ること、そのどちらもが今後奈落の底まで永遠に続くジョーカーとの戦いを始めるきっかけになっているのが苦味を増します。
他のバットマンコミックと比べると世界の窮屈さを感じるあたり、ジャックの〈つまらない〉感情が伝わってきます。
よくできた作品ですが同時に嫌いな作品です。
わかりやすい作品とはいえ自分が初心者におすすめするならキリングジョークをすすめます。

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theme : 読書感想文
genre : 小説・文学

最近みた映画の感想を少しだけ書く、の巻

ミラージュ


トータルリコール
★★☆
色んなSFアイディア満載で、とても楽しい娯楽作だった。
リメイクなので賛否もあるが、どちらももちろん楽しめる。
ここ10年くらいのSF映画では平均以上の面白さであることは間違いありません。
特によかったのはスラム街。
ブレードランナーかってくらいがんばってます。

プロメテウス
★★★☆
脚本の穴を気にしたら負け。
この映画は穴のある脚本でもキレイに仕上げてしまう映像の天才リドリースコットの力量を楽しむべきです。
それでも設定の穴を脳内補完してしまうファンには脚本は問題ないと思いますが。
リドスコがSFに戻ってきたという感動が強い作品です。
ベストシーンはノオミラパスのひとり出産(中絶?)。

ミラージュ
★★☆
弟のトラウマとふとしたきっかけが元でヒーロー活動をすることになった男の辿る顛末を描いた作品。
ミラージュマンを名乗り、鍛えた肉体と技で町の悪党をポコポコべしべしと強烈に殴り倒す。
手振れカメラと本格的な格闘術がとてもリアル。
彼はただの人間としてはかなり強いのだが、現実なのでふつうにダメージを負うし、負けることもある。
信頼していた人に裏切られ、人身売買集団にはボコボコにされ、朽ち果てていくミラージュマンは思わず涙を誘う。
キックアスやスーパー!と比較しても極端にリアルな本作は現実におけるヒーローの実質的な限界を描いてるのかもしれない。
パッケージでコメディかも?と騙されないようにしよう。

ブラッディスクール
★★☆
なんといっていいかちょっとよくわからない作品。
ある女子生徒のポップな殺害シーンから始まる学園モノなんだけど、ジャンルをいくつも超越していてスクリーム的な殺人鬼が殺しにくるという基本的なストーリーラインがかなりおざなりになってしまう。
様々な映画のパロディが散りばめられていて、元ネタなんだっけ?と考えているうちに殺人鬼の存在は知らず知らず忘れ去られてしまう・・・というところで必ず殺人が起こるのは殺人鬼の動機とリンクしているからなんでしょうか。
ハエ男とかUFOとかタイムマシンとかソウとか色々出てきます。
アニメ戦国コレクションを実写映画にしてまとめたらこんな感じになるのかなってふと思った。
ジャンルでホラーと間違えないように!
学園ホラーコメディやパロディ映画が好きな人は見るべきかも。
ベストシーンはテレビパンチですね。

グリーンランタン
★★☆
DCコミックのヒーローの映画化作品。
これ、意外と悪くはなかったです。
ただ最大の問題はヒロインがブスだったってことですね。
この映画の評価の10割はそこに起因するものでしょう。
終盤にワンカットだけ映った車のドアを開けて空を見上げる女性の方がキレイでよかったです。

theme : 映画感想
genre : 映画

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プロメテア教

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