スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【映画】宇宙人ポール ドラゴン・タトゥーの女

先月観に行った『宇宙人ポール』とこの前観に行った『ドラゴン・タトゥーの女』の感想。

『宇宙人ポール』
映画秘宝の著名人による2011年映画ベスト2位にランクインしたという本作。
そこまで言うならと、雪の降る寒い中観に行ったのだが、正直面白くなかった。
それほど期待していたわけでもないが、その期待値ほども面白いと思わなかったという点で若干頭を抱えてしまった。
アメリカのコミコンに行ったイギリスのSFオタク二人が、道中遭遇した宇宙人を彼の基地まで送り届けるというロードムービーなんだけど、要はパロディなんだよね。
本編の至るところに宇宙人ネタが詰め込まれていて、そこにサイモン・ペッグとニック・フロストコンビにありがちないつものギャグがセットになっているんだけど、ギャグを笑えるかはともかく宇宙人ネタはわかったところで面白いわけじゃない。
これはスコット・ピルグリムでも感じた、ネタはわかるけどだからなんなんだ?感がリバイバルしちゃって頂けませんでした。
登場キャラクターとしてサイモンとニックはいいにしても、率直に言って中年女性と宇宙人のポールにはあまり魅力を感じられないんですよね。
特にポールは、いかにも数十年前からアメリカ人が考える宇宙人像そのままに宇宙人然としていて、本人もそれを自虐的に言うんだけど、そのデザインにもう少し根拠がほしい。
どういう進化の過程でそんな醜い姿になったのかとか、進化と呼ばれる超能力の仕組みを5秒でもいいから説明してほしい。
それをやらないのか出来ないのか知らないけど、それはこの映画でいう「オタク」の知性を相当低く見積もってないかなと思った。
そういうものだから・・・で勝手に物語が進んで行くので、自分は少し距離を感じてしまった。
それってロードムービーには致命的なことなんじゃないかな。


★★
(序盤で主人公が持ってる本におっぱい3つの女宇宙人が載ってたので、てっきり自分はそれが出てくるとばかり思ってました。中年女性なんか出さずにちゃんと異星人出しましょうよ!)



『ドラゴン・タトゥーの女』
デヴィッド・フィンチャーによるリメイク版としてこの前観て来た。
スウェーデン版も一応見たことがあるんだけど、個人的にフィンチャー版が好きかな。
というのはドラゴンタトゥーの女リスベットというキャラクターを中心にする物語として、フィンチャー版の方が説得力ある人物像を作り上げたと思うからですね。
スウェーデン版リスベットはやたら強そうな外見をしていて、そんな彼女が窮地に立たされる状況が不自然に見えてしまう。
フィンチャー版は外見はパンキッシュだけど、顔立ちから脆弱さも垣間見える。
そうした極端な人物がどういう経過を辿るのかが興味深く感じられたんですね。

それから話題になっている特大モザイクはやはり不愉快ですね。
そこそこ素晴らしい物語が一転してただのAVに見えてしまう、それによる会場のAV鑑賞会化の空気、それはそれで面白いけど作品に対しては最悪の暴挙であることは間違いないんですよね。
でまあ、少し思ったんですけど、局部をモザイク化する日本ってセックスに対してある種の強い垣根があるように感じました。
この国はあえて局部をモザイク化することによって「それは見てはいけないものです」「忌避されるべきものです」「よくないものです」というメッセージを無意識下に発信することに成功していると思うんですよ。
逆に言えばそれだけ日本人のセックスに対するイメージを変える素地が多くのオリジナルのフィルムには存在するのではないかという風にも考えられるんですよね。
まさに『メタルギアソリッド』で言うところの「愛国者達」の規律・規範が映画の敵となるわけです。


★★★☆

スポンサーサイト

theme : 映画感想
genre : 映画

comment

Secret

どちらも。

『宇宙人ポール』も『ドラゴン・タトゥーの女』もどちらもそこそこ好きですね。
逆にいうとそんなにハマった、ってわけではないかな。

『ハンター』はよかったですよ。
achiさんも気に入るんじゃないかなぁ。
ただ、この映画、ある理由からシネコンでは上映されないと思います。
もしかしたらDVD化も難しいかもしれない。。。

二月は『灼熱の魂』が楽しみです。

No title

ドラゴンタトゥー観たいけど、モザイクは観たくない。

モザイク自体が忌まわしい文化。
芸術を平然と台無しにする悪しき慣習ですね。
映倫とか良識ぶっていてただのブタの集まりなんだから死んだほうがいい。

とにかくデビッド・フィンチャー自身もジャパンのこの暴挙を絶対に不快に思っているよね。

フィンチャーさんには「ごめんなさい」としか言えない。

Re: どちらも。

>せぷさん
『宇宙人ポール』は映画秘宝が昨年度2位にした理由がさっぱり理解できません。
どっから切ってもイマイチなので、なんでこんなもの面白がるんだろう?と考え込んでしまいました。

『ドラゴン・タトゥーの女』は偏見だけど、ファン層がすごく偏ってそうな気がします。
だからはまる人はすごくはまるだろうし、層じゃない人にもそこそこ面白いんじゃないかなと。

『ハンター』が上映されない理由ってなんですか?
まあ大概の映画はシネコンで上映されないんですけどね。
しかしDVD化もされないとなると困りますよ。

『灼熱の塊』は面白かったら教えてください。
観に行くかもしれません。

Re: No title

>shit殿
モザイクを見たくないという理由だけで映画館に行かないのも全然アリですよ。
でもDVD化されたところでモザイクは残ってるんじゃないかなあ。

モザイクは天下りと性文化の抑制という最悪の組み合わせですからね。
もうホント映倫とか死んでほしいやつらですよ。

フィンチャーさんごめんなさい。
プロフィール

achi

Author:achi
プロメテア教

最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブックマーク
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
1965位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋画
181位
アクセスランキングを見る>>
カウンター
月別アーカイブ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

おすすめ
ブクログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。