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映画の魔

映画の魔/高橋 洋

今まで読んでなかったのが間違いでした。
おかげさまで映画についてまた深く頭を悩ますことになった。
例えばこの文章…

『トイ・ストーリー』では観客の視点、すなわち人間の視点はオモチャの側にあり、オモチャを支配する巨大な人間たちは何か人間ではない、よそよそしいものに見える。つまり「オモチャは生きている」というシンプルな虚構によって、私たちは人間を人間でないものとして見つめる奇妙な視点を体験させられるのだ。むろん、人間たちの行為はあくまで人間臭い。しかし私たちにはそれが人間とはかけ離れた、不思議な生き物のように見えてしまう。子供たちはオモチャを使って即興の物語に興じ、自らも物語の登場人物になりきったかのごとく振る舞う(しかも物語の中の自分と母親に甘えたりする実際の自分とを自在に行ったり来たりできる)。子供なら多かれ少なかれやるであろうこうした行為が、私たちにはどこか狂人めいたものにすら見え、「人間とは物語を作る病気にかかった動物である」という岸田秀の言葉が改めて実感できたりする。[講義メモ]匿名性について

…トイストーリーを単純に人形劇以上の何かとして観てこなかった自分には、こうした文章からよく出来たパズルの解答を見せられるような気分だ。
でもってそうした文章がこの本には山ほど書かれてあるので面白くて仕方がない。
価格は2600円と普通の本よりは高めだけど、それ以上に価値ある本だと思います。
映画が好きなら絶対読んだ方がいい。
私なら4000円出しても買いますね。

ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)/高木 徹
かなり前に話題になった本、今さら読みました。
戦争の行方さえも情報の支配・管理によって左右することが出来ることを書いたドキュメント。
発行日はちょうど情報をテーマにしたメタルギアソリッド2が発売された時期に近い。
情報を味方につけることで戦場の外から戦争に勝つ手段を講じることが出来るという。
そこで当事国は巨大なPR会社に依頼する。
PR会社は依頼者の利益を最大限高めるために、相手国を貶める為のあらゆる手段を講じる。
相手国の非人道的な行為を(でっちあげ)、国際社会にさらし、経済制裁や外交の場で追い詰めていく。
相手国の首脳に反論の余地を与えないように、わざわざ会議場での発言力を弱める席位置につけたり、会議場に非人道的行為による被災者(ねつ造)を連れてこさせたりと、徹底したやり方が恐ろしい。

日本にしても、もし悪意をもった国がPR会社に依頼して情報戦に巻き込まれてしまったら、日本にはかなり厳しい戦いになるのだろうか。
捕鯨問題や未だに賠償請求される戦後補償問題、竹島、尖閣諸島、北方領土など、つけ入られる隙がちょっと多いかな。

そーいえば選挙、終わりましたね。
私は外国人参政権とか怪しいことを暗に進めている政党には入れませんでしたよ。
金の問題は少しは目をつぶるけど、国を切り売りしてるなんて噂があるとなんだかなーって感じですな。


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この前買った本
1『マルドゥック・スクランブル』
2『戦闘妖精・雪風<改>』

1、最近小説あまり買ってないなと思いつつ、なんとなく書店で眺めた本を買ってみた。
人気があるそうなので期待。
2、1984年に刊行されたものの改訂版だそうで、今も根強い人気があるそうな。
地球に侵攻する未知の異星体に反撃するというSF。
STGっぽい雰囲気もややあり。

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