スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【映画】神秘の法



こちらのブログで前から気になっていた宗教団体「幸福の科学」が送る近未来予言アニメ映画『神秘の法』。
タダ券を手に入れたので見てきました。

あらすじ
202X年、経済的・軍事的に超大国となった東アジア共和国でクーデターが発生。軍部出身のタターガタ・キラーを皇帝とする「帝国ゴドム」が誕生した。この国は、ある貿易会社の謎の女社長、張麗華(チャン・レイカ)が提供する、地球のものとは思えない秘密技術によって圧倒的な軍事力を手に入れ、周辺国を次々と占領してゆく。日本もあっけなく占領されてしまい、アメリカや国連も何も対抗策がとれないままであった。そうしたなかで唯一、帝国ゴドムに抵抗するのは、国際秘密結社「ヘルメス・ウィングス」であった。そのメンバー獅子丸翔は、「神秘的な能力」を持つ若者であり、帝国ゴドムに対し挑んでいく。しかし力及ばず追い詰められて、絶対絶命の危機に陥ってしまう。そうした獅子丸翔らを救ったのは、インド人の同志たちであった。その彼らは、インドの古代遺跡で発見された「救世主」再臨の予言を翔に伝えて新たな戦略を導き出した。(wikipediaより)

この映画を観て気になったのがまず、どういう層に向けて作られた映画なのか?ということですね。
まあ当然幸福の科学の信者向けには違いないでしょうけれど、作品に込められたメッセージからすれば信仰心のない現代の人間に観てもらいたい(そして幸福の科学の信者になってほしい出来れば幸福実現党に投票してほしい)という気持ちがないわけではないでしょう。
それがいったいどれだけ達成されていたのかが気になるところですね。

本作はファイナルジャッジメントより話が地球規模~宇宙規模と豪華になってるんですが、基本ストーリーはかなり似ています。
大国(どう見ても中国)が侵略する
→主人公悩んだり幻視したり逃亡したりする
→みんなからあなたは希望だと持ち上げられるけど特に何もできないで苦しむ
→とりあえず瞑想する
→捕まる
→処刑されかけるもみんなの助けで逃げる
→演説したあと奇跡の力で世界平和
と、以上のような流れです。

基本的に主人公は何をすればいいのかわかってないんですよね。瞑想する以外に結社での活動の描写とかほぼ無いですから。
だから特に中盤のテンションの落ち方は残念なんですよ。これはファイナルジャッジメントにも感じたことなんですけど、主人公が悩んでいる中でも瞑想を行うに至るまでに結社の活動で試行錯誤する様子や中国の侵攻の際にもっとアクション描写を入れるなどすれば、中だるみすることなく新規の客を画面にひきつけることが出来るんじゃないかと思いました。

最も意表を突かれたネタは皇帝の最終兵器です。
宇宙人の科学力を用いて作られた核兵器を遥かに超える、いや核兵器どころかあらゆる恒星の爆発力さえ上回る地球破壊爆弾(名称不明)の説明台詞が衝撃過ぎました。
それを使うと六兆度の火の玉が大陸を焼き尽くすそうです。
六兆度・・・あのゼットンでさえ一兆度の火の玉だというのに。
空想科学読本によれば現実にゼットンが一兆度の火の玉を吐き出せばその膨大な熱エネルギーにより太陽系は消滅するとされているのに、映画の登場人物は最大でも「アメリカ大陸のみならず地殻にまで影響して地球を滅ぼしてしまうからヤバイ」程度にしか考えていないのが、余計に事態のややこしさを盛っているようで大変面白い。

この映画のいいところはそこそこ現実のリアルさを反映してるって点ですね。
はじめはわりと幅広い間口から入っていくのに段々と妙に強調されたトンデモネタの出現によってぶち壊しになっていく。それも話の進行とともにどんどん壮大になっていくのだから、もう呆れを通り越してヤケクソな気分です。
そういうノリで信仰を増やすっていうやり方は悪くないと思います。
ただそのために乗り越えるべき問題としては主人公のアクションの無さが弱いんですよね。特に中盤の主人公が何も出来ずにいるところはもう少し中国から守る手立て(物理)を講じて苦難の道を歩いているんだという訴えがほしい。侵略進行中なのに平和過ぎるというのは序盤の緊張感が意味を失いかけています。せっかく面白いネタでひきつけることが出来ていたのにもったいない。
そしてラストの奇跡で世界を変えるというのも、主人公が周りの人間に救われるばかりで彼自身が奇跡を起こす理由が説得力に欠けてしまう。いや「仏陀の生まれ変わりだから」で片付けられる人はそれでいいでしょうけど新規の客は何で?って思ってしまいますよ。奇跡で解決するのは教義上仕方ないんでしょうけど、奇跡に繋がる行動を「信仰」だけで描いちゃうのは残念な気がしますね~。
上映中、まどマギのことが何度か頭をよぎりましたよ。

あと政治的なメッセージは民主党よりマトモに見えるのが不思議でした(笑)




本作の謎オカルトネタ例:
中国の皇帝が宇宙人。
米空母を瞬殺する宇宙人の技術。
アトランティス大陸やムー大陸の存在(地球意思によって滅ぶ)。
地球には霊界の王というのがいる。
宇宙人の霊体がその王に話しかけて地球への移住許可をもらう。
妊婦の体に宇宙人の霊体が入ると宇宙人の魂が宿り生まれてくる。
日本侵略の際、日本神話の木花咲耶姫がヤマタノオロチを召喚して戦う。
皇帝も邪神竜を召喚して戦う。
主人公の前世がブッダ。
六兆度の火の玉発動を防ぐ地球意思(FF7のホーリーみたいなの)。
奇跡を起こす謎のマジカルステッキ。
スポンサーサイト

theme : 映画感想
genre : 映画

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめ【【映画】神秘の法】

こちらのブログで前から気になっていた宗教団体「幸福の科学」が送る近未来予言アニメ映画『神秘の法』。

comment

Secret

ご覧になりましたか。

『神秘の法』、ご覧になりましたか。
自分にはタダでも見たくない映画がありますが、幸福の科学関連作品はその代表ですね(あとベタな恋愛ものとか)。
見たら案外面白いという評判は聞くのですが、大川隆法の顔を想像しただけで虫唾が走るのです。

話は変わりますが、週末は『009』と『ザ・レイド』という映画を観に行きました。
どちらも面白かったのですが、どちらも長崎では上映されないんですよね。
福岡近辺に住んでてよかった、と思うのですが、『トールマン』という作品が東京のみの上映と聞いてガックリしてるところです。
地方はやっぱり嫌ですね。

Re: ご覧になりましたか。

> 『神秘の法』、ご覧になりましたか。
> 自分にはタダでも見たくない映画がありますが、幸福の科学関連作品はその代表ですね(あとベタな恋愛ものとか)。
> 見たら案外面白いという評判は聞くのですが、大川隆法の顔を想像しただけで虫唾が走るのです。
>
> 話は変わりますが、週末は『009』と『ザ・レイド』という映画を観に行きました。
> どちらも面白かったのですが、どちらも長崎では上映されないんですよね。
> 福岡近辺に住んでてよかった、と思うのですが、『トールマン』という作品が東京のみの上映と聞いてガックリしてるところです。
> 地方はやっぱり嫌ですね。

たしかに宗教団体が作ったにしては意外に面白いことできているんですよね。
むしろ宗教団体だからここまでぶっ飛んだものになったのかもしれませんね。
団体幹部がかなりのアニメオタクという話もあります。
観に行かない理由が教祖のせいというのは分からないでもないです。
神を持ち出して弱い人を騙して金を引っ張り出す奴に碌な人間はいませんからね。
自分は葬式仏教すら嫌悪してる節もありますよ。

009は決して知名度が高いとは言えないですしね。石ノ森章太郎がどういう経緯で作ってきた作品なのかも全然知りません。
しかしさすがにここまで上映を知らない作品が増えてくると映画ファンとしては問題ですよね。
より都会への移住を考えていますよ。
プロフィール

achi

Author:achi
プロメテア教

最新記事
カテゴリ
最新コメント
ブックマーク
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
1283位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋画
118位
アクセスランキングを見る>>
カウンター
月別アーカイブ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

おすすめ
ブクログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。