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【映画】ファニーゲーム

ミヒャエル・ハケネ監督の『ファニーゲーム』鑑賞。
暴力の悲惨さを徹底的に描いた作品。
単純な暴力映画への皮肉もあり。

リゾートを満喫する家族が精神に異常をきたした二人の男に嬲られ続け、やがて惨殺される映画。

監督の意図としては
1・動機や目的もなく無差別に振るわれる暴力の描写。
2・映画というメディアの中の暴力表現に歓喜する視聴者たちを不快にさせ、反省を促し、謙虚な気持ちにさせること。

この二つが挙げられるだろう。

1については確実に成功している。
悪人二人の終始イライラさせられる言動や限度のない暴力はあまりにも常軌を逸している。
犠牲者となる家族の悲鳴もとても生々しく凄惨極まりない。
おかげで倫理的に根本的に異なった世界観を持つ人間とは絶対に遭遇したくないと思わせられる。

2、これはちょっとわからない。
これほどの不快感100%の映画を進んで見るような人間はそもそも現実の暴力を嫌っているだろう。
かといって本来この作品を見るべきという人間がこの映画を手にとるだろうか疑問だ。
そもそもなぜ映画の中に暴力表現があるのかというと、現実ではあり得ない暴力を目撃できるという単純な娯楽目的(ここには実際の被害者はいない)と、現実世界の暴力を写し取って周知させるという目的があると自分は考える。
自分が暴力表現に感動するのは、現実に存在する(あるいは起こりえる)暴力を暴きたてているからであって、無神経に暴力を振るっていることにを喜んでいるわけではない。
だから我々に対して一方的で傲慢な人間だと決めつける本作は、監督の見当違いの説教を聞かされているようで気分が悪い。
監督の意図した効果がどれほどあるのかわからないが、少なくとも現在では説教すべき相手を間違えているような気がしなくもない。

登場人物が観客に語りかけてくるというのは映画の在り方として個人的に疑問に思う。
徹底した暴力描写があってこその効果だろうが、自分には茶化しているようにも感じられた。

点数(5点満点中)

(この映画の存在によって娯楽映画との天秤が釣り合うと考えれば案外悪くないかもしれない)

その他
・OPのセンスがとても良い(不快に感じるという意味で)
もしうちに卵を貰いに来る人間がいたら確実に居留守を使うか警察に通報するだろう
・なんとなく全体的に矮小なイメージがある

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